TikTok広告の配信面であるPangleとは?

Pangleは、TikTok for Businessが運営する多様なジャンルのアプリに広告配信ができるモバイル広告プラットフォームです。
近年モバイルアプリの急成長にともない、モバイル広告の運用も注目されており、自社のアプリを効率よく宣伝したい、アプリ内広告を活用して収益を上げたい企業も増えています。
そこで、この記事ではPangle広告の出稿手順と配信可能な広告の種類を解説します。成功事例も合わせて解説しますので、Pangle広告を取り入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
  • この記事でわかること
    • PangleはTikTok For Businessが運営するモバイル広告プラットフォーム
    • Pangle広告にはゲームや漫画アプリと相性が良い
    • 6つの広告手法とそれぞれのメリットや成功事例
    • Pangle広告運用のポイント
    • Pangle広告出稿の手順
 

Pangleとは

Pangle(パングル)は、TikTok For Businessが運営するモバイル広告のプラットフォームです。
Pangleは、モバイルゲームアプリや音楽アプリ、漫画アプリなどさまざまなアプリ内の広告配信ができ、ターゲットや訴求内容に合わせて最適な広告手法を選べることが特徴です。
Pangle広告は、日本国内では2020年時点で5100万人のユーザーに配信されており、アジア・中東・東欧・アメリカ・オセアニア地域など8億人以上のユーザーにリーチできます。
また、ゲームアプリや漫画アプリなどさまざまなアプリに出稿できるため、幅広いユーザー層を獲得しています。

Pangleの強み

Pangleのサイトでは、以下3つが強みとして記載されています。
  • 競争力の向上による収益の最大化
  • 先進的な広告テクノロジー
  • 専任エキスパートによる無料サポート
これらの3つの特徴を詳しく見ていきましょう。

需要につながる競争力の向上

Pangleに出稿している広告主は、105,000社を超えています。
Pangleには動画リワード広告やプレイアブル広告など、これまでにない魅力的な広告手法があります。アプリを利用しているユーザーに対して自然なユーザー体験を提供できる形式の広告も多いため、これらの手法を使い広告を配信することで、広告収益の最大化が見込めます。

先進的な広告テクノロジー

Pangleは、自社開発の先進的な広告テクノロジーや独自のデータを活用し、ターゲットに最適な広告を配信しています。
モバイルアプリやゲームを利用するユーザーの大規模なオーディエンスを持っています。これらのオーディエンスに最適な広告を配信することで、リーチするユーザー層が拡大するためビジネスチャンスも増加します。

専任エキスパートによる無料サポート

Pangleでは、無料で利用できるサービスが多く用意されています。
特に、専任エキスパートのサポートによる無料サポートを受けられることが大きな特徴です。知識のある専門家のフォローを活用することで、広告費削減や運用方法など最適な広告運用を実現できます。
他にも、メールアドレスを登録すればすぐに受け取れるニュースレターや、Pangle活用のヒントとなるアドバイスを確認できる、活用ガイドなども無料で利用できます。

Pangle広告に向いているサービス

Pangleには、多様な広告手法があります。動画リワード広告では、広告を視聴することでゲームのライフや、漫画を先読みできるなどの報酬を受け取れます。またプレイアブル広告では、広告内で実際にアプリを疑似体験できます。
このような広告手法から、Pangleは漫画やゲームアプリとの相性が良いとされています。
実際に、AppStoreトップ100にランクインしているゲームアプリのうちの80%、また、AppStoreトップ20にランクインしている漫画アプリのうち70%がPangleを利用しています。

Pangleで利用できる6つの広告手法

Pangleではさまざまな広告手法を利用して、広告を配信できます。豊富な広告手法を利用できることは、Pangleの強みの1つともいえます。
Pangleで利用できる広告手法は、以下6つです。
  • 動画リワード広告
  • インタースティシャル広告
  • ネイティブ広告
  • アプリ起動時広告(ベータ版)
  • バナー広告
  • プレイアブル広告
TikTokでも活用されている自社開発のテクノロジーや独自データの活用によって、最適な広告手法を選び配信できます。それでは、それぞれの広告の特徴を見ていきましょう。

動画リワード広告

動画リワード広告は、ユーザーが動画を視聴するかを決めることができ、視聴することで報酬(リワード)を獲得できる広告です。得られる報酬の例としてはアプリ内で提供されるライフや通貨、無料お試し期間の延長などがあります。
フルスクリーンの広告を視聴することで報酬を得られるため、最後まで視聴してもらえる可能性が高く、収益につながりやすい広告手法です。
広告主はターゲットに商品の宣伝を存分にでき、アプリ企業は広告収益の増加が期待できます。またアプリゲームのプレイヤーは、短い動画を視聴するだけで報酬がもらえるため、他の広告に比べて許容度が高くなります。特に、ゲーム業界で人気の広告手法です。

インタースティシャル広告

インタースティシャル広告は、アプリ起動時や一時停止時などにフルスクリーンの動画や画像の広告がポップアップで表示される広告です。広告をクリックすることでリンク先へ遷移するか、広告を閉じてアプリに戻るかを選択できます。
モバイルアプリの利用者の増加とともに、ユーザーへのストレスの高いポップアップ広告は避けられるようになっています。しかし、インタースティシャル広告であれば、ゲームスタート前やステージクリアのタイミングで広告を表示できるため、ユーザーの邪魔になりません。
スマホの全画面を使った広告のため、ユーザーに与えるインパクトが大きく、高い訴求力が期待できます。没入感があり、エンゲージメント率やクリック率、コンバーション率が高いことも魅力です。

ネイティブ広告

ネイティブ広告は、アプリの通常コンテンツに違和感なく溶け込む広告です。ユーザー体験を妨げることなく広告を表示でき、自然な形でユーザーに商品やサービスを知ってもらうことができます。アプリ内の他のコンテンツと同じ形式で広告が表示されるため、ユーザーに広告と認識されにくくアプリの雰囲気を阻害しません。
ネイティブ広告は、ステマと同じように扱われることがありますが、ネイティブ広告の場合は「PR」「Ad」など、広告であることがわかるように記載されています。

アプリ起動時広告

アプリ起動時広告は、アプリ起動時に表示されるフルスクリーン広告で、ユーザーが視聴を選択できる広告手法です。アプリの読み込み画面を収益化でき、アジアを中心に欧米でも認知されています。日本では特に、ブランドやECサイトの広告主が多く利用しています。
アプリを起動したユーザーに必ず広告を表示できるため、高い効果が期待できます。例えば東アジアでは、動画リワード広告のみ運用していたメッセージアプリが、アプリ起動時広告を追加したところ売上が2倍になった事例もあります。
日本国内では、TikTokの「TopView」が有名です。TopViewとは15秒の動画型の広告で、アプリ起動時と最初のインフィード広告として配信される1日1社限定の音声付き動画広告です。インパクトが大きく、商品への高い認知が期待できます。

バナー広告

アプリ起動中に画面上部もしくは下部に表示されるのがバナー広告です。
アプリ内広告の中でも昔からある手法で、最も親しみのある広告の部類です。アプリ起動中は常に広告を可視化できるので、多くのユーザーに認知を拡大する効果が期待できます。

プレイアブル広告

プレイアブル広告では、ユーザーは広告の視聴を選択できるだけでなく、実際にゲームやアプリの一部を広告内で体験できます
ユーザーがよりリアルに製品やサービスを体験できるため、他の広告よりもコンバージョン率が高くなります。
また、実際に広告で体験し、興味を持ってから製品をインストールするためユーザーが離れにくく、LTVの向上も期待できます。

動画リワード広告のメリット

動画リワード広告は、ユーザー側が視聴を選択できるため、ユーザビリティーを邪魔することなく広告を表示できます。動画リワード広告には、次の2つのメリットがあります。
  • 没入感が高い
  • ユーザー体験が向上する
それぞれのメリットを、詳しく解説していきます。

没入感が高い

動画リワード広告は、フルスクリーンの動画広告です。ネイティブな広告なので、アプリになじみやすくユーザーに高い没入感を与えられます。
10〜30秒間の動きや音声で情報を伝えられるため、画像だけの広告よりも多くの情報を届けられます。動画リワード広告のコンテンツとプレイしているゲームを融合し、プレイヤーがクリアすることで報酬を得られる仕組みのため、ユーザーのニーズを満たす効果もあります。

ユーザー体験が向上する

動画リワード広告は広告を視聴することで、報酬を獲得できる双方向型の広告です。広告を視聴することでゲームアプリでは、アプリ内で使用できるライフやアイテム、無料お試し期間の延長、漫画アプリでは、無料購読コインなどの報酬が得られます。
自分で視聴を選択し、報酬を得られるためユーザー体験が向上します。ユーザーにとってもメリットがあるため、広告を好意的に受け取られ最後まで視聴されやすくなります。

インタースティシャル広告のメリット

インタースティシャル広告は、アプリの起動時などにフルスクリーンで表示される広告手法です。インタースティシャル広告のメリットは、次の2つがあります。
  • インプレッションが増加する
  • 多くのアプリへ配信できる
それぞれのメリットを、順番に見ていきましょう。

インプレッションが増加する

インタースティシャル広告は、アプリの起動時やゲームクリア時などに自然に表示される、フルスクリーンの広告です。ゲームアプリではステージクリア後、学習アプリでは学習のテーマ終了後などユーザーが一息つく時間に自然に表示されるため、広告の違和感がありません。
インタースティシャル広告はフルスクリーンで表示されるため、アプリユーザーが高い確率で一度は目にします。また、コンテンツの合間に表示されるため、何らかのアクションを起こさなければ次の動作へ進められません。ユーザーは、次に進みたい意欲があるため、一般的なバナー広告に比べるとインプレッションの増加が期待でき、広告効果が高くなります。そのため、インタースティシャル広告のCPMの高さは、動画リワード広告に次ぐ2番目の高さだと言われています。

多くのアプリへ配信できる

インタースティシャル広告は、縦画面、横画面の両方に表示できます。動画リワード広告やネイティブ広告のようにフォーマットの要件規定もないため、幅広いジャンルのアプリに使用できます。
一度画面上に表示されたのち、ユーザーによって画面を消せるため、広告スペースの確保も必要ありません。メインコンテンツに広告を掲載する必要がないため、メインコンテンツの雰囲気を崩さず広告を配信できる点もメリットです。

ネイティブ広告のメリット

ネイティブ広告は、アプリに溶け込むようなデザインで表示される広告手法です。最近になって広告の価値が改めて注目されており、以下3つのメリットがあります。
  • ユーザー体験を損なわない
  • クリック率が高い
  • カスタマイズ性が高い
ネイティブ広告の3つのメリットを、それぞれ解説します。

ユーザー体験を損なわない

アプリの広告は、Webサイトよりもユーザー体験が重視される傾向があります。ネイティブ広告は、広告のコンテンツや表示される場所を広告主が操作することはなく、アプリのコンテンツに自然に表示されます。広告には小さく「広告」と表記されるだけのため、アプリ使用中に広告が邪魔にならず、ユーザー体験を損ないません。
例えば、漫画を読んでいる時に広告が大きく表示され過ぎると、広告がユーザーの邪魔をしてしまいアプリの評価まで悪くなる可能性があります。ネイティブ広告であれば、アプリ内のコンテンツと隣り合わせに自然に表示されるため、広告に悪いイメージを持たれることが少なくなります。

クリック率が高い

ネイティブ広告は、アプリのコンテンツに関連するコンテンツも含んでいます。アプリのコンテンツに近い内容であれば、アプリユーザーにとっても興味がある内容である可能性が高くなります。例えば、恋愛ゲームアプリにマッチングアプリの広告を入れれば、自然とクリック率も高くなります。
アプリ開発者によると、従来のバナー広告やディスプレイ広告からネイティブ広告に変更したところ、クリック率が15倍になった事例もあります。またクリック率の向上だけでなく、従来のディスプレイ広告と比較し、購入意向は最大18%、インプレッションは53%高いというデータもあります。
ネイティブ広告の見た目は、スパム感の強い広告とは異なり、視聴しているコンテンツとも似た内容のため、信頼感があります。また、ユーザーにとって興味がある内容のため、コンバージョン率の向上も期待できます。

カスタマイズ性が高い

ネイティブ広告は、他の広告にはない柔軟性がある点もメリットです。バナー広告とは異なり、サイズ変更、カスタム要素、デザインをアプリのコンテンツに自然になじむように自由に変更できます。
もともとのアプリのルールに従い広告を変更できるため、自然に広告を配置できます。そのため、ユーザーにストレスを与えることなく商品やサービスの認知の拡大が期待できるでしょう。

プレイアブル広告のメリット

プレイアブル広告は、アプリの一部を10〜30秒間ユーザーが体験できる広告です。プレイアブル広告のメリットは、次の2つです。
  • お試し体験を促せる
  • コンバージョン率が向上する
それぞれのメリットを、順番に見ていきましょう。

お試し体験を促せる

プレイアブル広告は、アプリをダウンロードすることなくゲームやアプリの一部を手軽にお試し体験できる広告で、ゲームの内容を紹介する短い動画の後に体験プレイを促すことが可能です。ユーザーはフルスクリーンでゲームを体験できるため、楽しみながら広告を視聴できます。
広告の表示時間が終われば、アプリのダウンロードに進むこともできます。ユーザーは、ゲームの内容をわかった上でゲームをダウンロードできるため、アプリの満足度も高くなります。

コンバージョン率が向上する

プレイアブル広告では、お試し体験の後にアプリをダウンロードできます。非常にシンプルで直観的な動作でアプリをダウンロードできるため、コンバージョン率の向上が期待できます。
またPangleのプレイアブル広告では、フィルタリング機能によりゲームに関心の高いユーザーに的をしぼって広告を配信できます。より見込みの高いユーザーに広告を表示できるため、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。
Pangleでは非プレイアブル広告をプレイアブル広告へ切り替えたところ、コンバージョン率を570%向上させたアプリもあります。

Pangleで広告を出稿する手順

ゲームや漫画のモバイルアプリはユーザーの利用時間の多くを占めており、重要な広告配信先候補の1つと言えます。
ここからは実際にPangle広告を出稿するための手順を解説します。Pangle広告出稿の手順は以下のとおりです。
  1. 広告出稿前の事前準備
  1. TikTok for Businessで広告アカウント作成
  1. 広告の目的を設定
  1. プレースメント設定
  1. ターゲット設定
  1. 配信スケジュール設定
  1. 広告素材のアップロード
基本的にTikTok広告の出稿方法と同じですが、Pangleに配信を行うにはプレースメント設定で「Pangle」を選択する必要があります。手順を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

広告出稿前の事前準備

Pangle広告を出稿する前には、次の3つを準備します。
  • 広告素材(縦型動画を優先)
  • LP(広告に関連したランディングページ)、URL
  • プロフィール画像
クリエイティブは、Pangleで配信の多い動画リワード広告枠に表示可能な25~30秒の縦型動画を優先して準備しましょう。
広告素材は複数用意し、ABテストを繰り返しながら、効果的な素材を見つけましょう。また商品の認知度向上や購買数の増加など広告を出稿する目的や、広告を配信するターゲット像もあらかじめ明確にしておきましょう。
広告素材作成のコツは、下記記事でも詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。

TikTok for Businessで広告アカウント作成

TikTok for Businessにアクセスして、広告アカウントを作成します。広告アカウントは、以下の情報を入力し作成します。
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • パスワード
  • 会社の所在地
  • ビジネス名
  • 業種
  • 会社のWebサイト
  • お支払い情報
支払い情報に関しては、後で設定も可能です。「請求先住所」や「税務情報」「支払いタイプ」を入力し、確認ボタンをクリックすれば、自動的に審査が始まります。支払いタイプには「自動決済」(後払い)と「手動決済」(前払い)があり、選択後は変更できません。しっかりと考慮して、選択しましょう。
審査開始後すぐにステータスが「審査中」になり、「審査完了」に変更されたら審査が完了します。審査には、通常1〜2日程度の時間がかかります。

広告の目的を設定

アカウントを作成できたら、TikTok for Businessの管理画面内の「広告を作成する」から、広告を作成していきます。まずは、広告の目的を設定しましょう。
広告の目的は以下の表のとおり、7つから選択できます。
目的目的の内容
リーチブランド認知の拡大
トラフィックWebサイトへの流入数増加
アプリインストールアプリインストール数の増加
動画視聴数動画広告視聴数の増加
リード生成顧客のリード情報の獲得
コミュニティインタラクションTikTokアカウントのフォロー数、プロフィール閲覧数の増加
コンバージョンコンバージョン数の増加
例えば、商品やサービスの認知を促したい場合は「リーチ」を、コンバージョンを目的とするなら「コンバージョン」を選択しましょう。
目的を設定したらキャンペーン名や予算を設定します。「スプリットテストを作成します」を選択すると、異なるターゲット層への広告セットを比較し、より良い広告戦略を判断してくれます。
「キャンペーン予算最適化」はキャンペーン単位で、広告予算配分を自動的に最適化する機能です。キャンペーンに属する全ての広告の予算を最適化してくれるため、広告予算に配慮しながら広告を運用できます。

プレースメント設定

プレースメント設定では、広告を配信したい場所を決定します。キャンペーン作成後は変更できないため、慎重に選択する必要があります。
配信先は、以下から選択できます。
  • TikTok
  • Pangle
これらの全てに配信する場合は「自動プレースメント」、特定の場所に配信したい場合は「手動プレースメント」を選択し、配信したいプレースメントのみを選択します。
ただし複数のプレースメントで配信すると、配信が偏る傾向があったり、TikTokとPangleで媒体の特性も異なるため、Pangle専用の「広告セット」での配信がおすすめです。Pangleでは「ブロックリスト」によって配信対象から除外するアプリを選択できます。除外したアプリがある場合は、リストを作成し除外設定しましょう。

ターゲット設定

次にターゲットを設定します。PangleではGoogle広告などの他の広告のように、ユーザー属性や興味・関心により、以下4種類のターゲティングが設定できます。
ターゲティングの種類内容
ユーザーリストユーザーリストを使ったターゲティング
デモグラフィックロケーション、性別、年齢、言語
興味&行動ターゲティング興味関心、動画インタラクション、クリエイターインタラクション、ハッシュタグインタラクション
デバイスシステムバージョン、デバイスモデル、通信環境、キャリア、デバイス価格
ユーザーリストでは、もともと配信していたオーディエンスとは別のユーザーに広告を配信したい場合に設定できます。
興味&行動ターゲティングは、TikTok広告ならではのターゲティング方法です。興味関心は、教育や金融、メイクアップ、ゲーム、グルメ、アプリケーションなど15カテゴリーから選択できます。動画インタラクションでは、設定したカテゴリーの動画にエンゲージメントをしたアカウントを12種類のカテゴリーから指定できます。
クリエイターインタラクションやハッシュタグインタラクションも、ユーザーがクリエイターをフォローしたりハッシュタグを検索したアカウントを指定できます。デバイスの項目では、配信するアカウントのOSの指定や利用しているデバイスモデルの設定ができます。

配信スケジュール設定

広告を配信するスケジュールを設定します。配信スケジュールは、広告セット設定時に「予算とスケジュール」で開始日や終了日を選択します。特定の曜日や時間帯を細かく設定したり、「一日中」を選択して広告を常に配信したりも可能です。

広告素材のアップロード

広告素材をアップロードすると、審査が行われます。審査を通過しなければ、広告を出稿できません。広告審査は制作した広告素材がフォーマットの要件に該当していることや、TikTokの出稿ポリシーを遵守していることなどが確認されます。
通常、約2〜3日で審査結果が出ます。審査を通過できなかった場合は、再び広告素材を制作しなおし、出稿審査を受ける必要があります。審査に通過すれば、はじめて広告配信をスタートできます。

まとめ

Pangleは、アプリ内広告を中心とした広告プラットフォームです。アプリは大きく分けると広告を。まだまだアプリ内広告の歴史は浅いのですが、アプリ視聴者数の増加とともに今後成長が期待できる広告です。
Pangleは、TikTokで蓄積されたノウハウやデータをもとに、効率良く広告を運用できる新しいプラットフォームです。ユーザー体験を損なわないなど、広告がユーザーに嫌われることも少ないため、アプリへの高評価とともに高い広告効果も期待できるでしょう。この記事を参考に、ぜひPangleで広告運用を始めましょう。

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