【B2B/SaaS】ホワイトペーパーを活用した広告のリード獲得効果と注意点
学びと考察
この結果から、リード獲得のトップラインを伸ばすためにホワイトペーパーを活用することが、即効性のある非常に効果的な施策であることが分かります。有効リードの割合が低下しなかったことも重要なポイントです。
しかし、注意すべき点もあります。
ホワイトペーパーを活用すると、多くの場合で後続プロセスの歩留まりが低下するため、リード獲得後のナーチャリングがカギを握ります。よって、MAツールは導入してるか?インサイドセールスの体制構築はできているか?といった点を抑えながら施策を展開することが望ましいです。この点を抑えずに走り出してしまうと、CACをいたずらに上昇させ、逆にホワイトペーパー施策が全体の投資対効果を悪化さてしまう可能性もあります。
また、どれだけうまくナーチャリング施策を実装しても、ホワイトペーパーを使うとCACが上昇する傾向にあるため、アーリーステージやLTVの低いサービスにおいては、優先度の高い施策ではない(あるいは、簡単には手を出せない施策)かもしれません。
ホワイトペーパー施策は、「多少の効率悪化を許容してでも、顧客獲得のトップラインを伸ばしたい」という局面において、特に効果を発揮する施策だと思います。