【かんたん】Google Analyticsで計測できない「外部イベントの広告効果」を可視化する方法

公開日
2022/03/09
更新日
2022/03/09
情報種別
手段や方法の説明
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例えば、以下のようなケースだと、Google Analytics(以下、GA)では広告効果を正しく計測できません。
  • 効果計測したいもの:LINEアプリでの「診療予約」数
  • ユーザーの導線:【①広告接触】→【②ランディングページ】→【③「LINE友達追加」でLINEに誘導】→【④(LINE上で)診療予約】
広告を使ってLPに誘導しても、②と③間でGAのトラッキングができなくなってしまいます。
この記事では、このような問題にできるだけ簡単に対処する方法をご紹介します。やや正確性に欠ける荒業にはなりますが、実際にこの方法で運用ができているので、アイディアの一つとして参考になれば幸いです!
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背景

上述のケースでは、LINEへ遷移した後は自社ドメインではないため、GAではイベントの計測ができません。
そのため、コンバージョンポイントを、WEBサイト上にあるLINE遷移ボタンの「クリック」に設定するケースが多いと思います。しかし、「クリック」で広告評価を行うと以下のような問題が起こります。
  • どの施策がLINEの友達追加や診療予約に繋がったのか分からない
  • 誤クリックも成果としてカウントしてしまう
この状態では適切に評価をすることが難しく、改善すべきポイントを正確に特定することもできません。

取り組んだこと

上記の課題に対し、広告の成果を正確に可視化するために、「LINE遷移ボタンのクリック」と、その「LINE上で発生するイベントデータ(友達追加、診療予約、売上)」の紐づけをします。
そのためには、それぞれのデータを突合するためのキーが必要になりますが、今回は「GAのイベント発生時刻」「LINE友達追加の時刻」を利用します。(以下イメージ)
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具体的な方法は以下の通りです。
  1. 時刻の取得
    1. GA側でLINE遷移ボタンクリックのイベント発生時刻を取得
    2. LINE側で友達追加された時刻を取得
この際の注意点として、GAのセカンダリディメンションやカスタムレポートの「時間帯」で時刻を取得しようとすると「yyyy/mm/dd/hh」までしか表示されず、「分」情報が取得できませんが、アドオン機能のCore Reporting APIを使うことで「yyyy/mm/dd/hh/mm」まで取得することができます。
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  1. 双方を時刻(タイムスタンプ)をキーにスプレッドシート等で突合する
双方の時刻(タイムスタンプ)をキーにスプレッドシートなどでデータを突合することで、GAのutmパラメータ単位でLINE遷移以降のデータを結合することができます。
GAで計測した広告のデータとLINE上のイベントを結合したことで、完璧ではないものの、概ね正しく広告効果を評価できるモニタリング環境を作ることができました。

終わりに

本記事では、LINE上で完結するサービスを例としましたが、他にも「電話相談のような、WEBサイト上のボタンクリックをCVポイントとしているケース」といったケースにも転用できます。
また、GAイベントデータとCRMやMAツールなどのデータの数に、異常な乖離が発生しているケースでも、この方法を使って原因を分析することができました。(これはツールデータ側の計測設定が誤っていたことで広告成果が過小評価されていたというのが原因でした)
このように、ちょっとした工夫で解決できることは意外と多いので、引き出しの一つとして参考になれば幸いです!

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