Criteoで配信停止後、すぐに自動入札で再開する方法

概要

Criteoにおいて、AROエンジンなど自動入札での配信を停止し、再度再開をする場合、通常は手動入札に戻しての開始となってしまいます。
誤って停止をし、すぐに自動入札で再開をしたい場合、通常のON/OFFの切り替えでは自動入札が利用できないので、そのような場合に自動入札で再開をするための手順を紹介します。
※AROエンジン:入札エンジン「売上を促進」最適化指標「KPIによる管理」を選択した配信

手順

自動入札で配信していたキャンペーン/広告セットを停止後、そのままの入札戦略で再開しようとすると下記のようなアラートが表示されます。
このようなアラートが表示された場合も、下記手順で設定を進めることで、すぐに自動入札での配信再開が可能です。
  1. 入札戦略を「CPC/CPMによる制御」のような手動入札を選択して保存
  1. その後、改めて「名前、入札、予算、スケジュール」より入札戦略の設定を行うと、自動入札の設定が可能
弊社の配信実績においても、自動エンジンで再開した時の方が手動エンジンで順序を踏んで配信をした時よりも成果の低下が見られなかった実績がありますので、停止期間が短い場合は手動エンジンで順序を踏んで元の自動エンジンに戻すより、上記の手順で自動エンジンで再開をした方が成果の低下を避けられるかもしれません。

【参考】通常の入札エンジン変更

Criteoは、まずはデフォルトで選択されているCOエンジンで配信を始め、一定期間の配信と一定量のCV数を得てから入札エンジンを変更していくことを推奨しています。
そのような推奨の流れがあるため、AROエンジンの設定で配信再開をしようとすると上述したようなアラートが表示されるようになっています。
AROエンジンを導入するまでのロードマップは以下です。
  • COエンジン
    • CVR最適化
    • デフォルトで選択されているエンジン
    • 導入要件
      • なし
  • ROエンジン
    • ROAS最適化(購入単価の高いユーザー予測)
    • 導入要件
      • COエンジンで7日間配信
      • 過去21日間で平均4件/日のCV数が必要
  • AROエンジン
    • 目標ROAS自動最適化(設定したCOS Targetに合うように自動で最適化)
    • 導入要件
      • ROエンジンもしくはACOエンジンで7日間配信
      • 過去21日間で平均3件/日のCV数が必要

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