【Google 広告】「英語話者だけ」にターゲティングは可能? ~GDNにおける言語ターゲティングの仕様~

あるGDNの運用で、「英語のリーディング・スピーキングが得意でない人々に、英語関連サービスを広告配信したい」というケースがありました。
そこで、Google広告の言語設定を「日本語」にして配信をしたのですが、
- あるGoogle個人アカウントの「広告設定」の言語設定を「英語」にしているユーザーに対して、広告が表示された
- さらに、閲覧中のサイトは英語のサイトだった
という現象を確認しました。この条件であればターゲティングからは除外されそうなものですが、配信されてしまいました。本件の運用では、英語話者には広告を表示させたくないため、回避方法の有無を調べてみました。
結論
ヘルプを参照したり、サポートへ問い合わせたりして、以下の結論にいたりました。
- GDNは過去のサイト閲覧履歴等を参考に属性を推測しターゲティングをしているので、Google広告の言語設定を「日本語」にしても、さらに英語サイトの閲覧中であっても、広告が表示されることがある
- GDNでは、Googleアカウントの「広告設定」における、少なくとも「言語」属性情報でターゲティングが限定されることはない(言語設定が「英語」でも、日本語のサイトを見たことがあれば日本語ユーザーだと判断されることもある)
- 「厳密に英語話者には広告を配信をしないようにする」ことは、現状は難しい。ただし、機械学習によって、徐々にその傾向を強めることは期待できる
このように、言語に関連するターゲティングは、アカウントの言語設定で厳密に制限するのではなく、過去の行動から属性を推測しているようです。