TikTok広告を成功させるための注意点まとめ
TikTokは若者を中心に圧倒的な人気を誇るSNSプラットフォームであり、成長著しい媒体であるため、広告の出稿先としても非常に魅力的な媒体です。しかし、TikTok広告配信には様々な注意点が存在します。本記事では、効果的な広告配信を行うために押さえておくべきポイントをまとめました。
TikTok広告に関する概要的な説明に関しては以下の記事をご覧ください。
また、TikTokのポリシーや審査については以下の記事で詳しく説明しています。
設定関係
- キャンペーン設定 最適化イベントと入札戦略は変更できないため、事前によく検討して設定しましょう。
- 予算管理 キャンペーンレベルと広告グループレベルの2つのレイヤーで予算設定ができますが、広告グループレベルの予算が優先されるので注意しましょう。
- イベント設定 コンバージョンだけでなくすべてのイベントを設定した方が、TikTokの学習に良い影響を与えます。
- 入札戦略 目標成果単価上限(tCPA)は露出が安定しない印象があるため、最初は最小コスト(maxCV)で開始するのをお勧めします。
- 言語設定 エリアを日本に設定するだけでなく、言語も日本に設定することで、botなどと思われる不審なアクセスの回避がしやすくなります。(Pangle)
- Advanced Matching設定のON
Advanced Mathingはプライバシーを保護しながらwebサイトのユーザー情報とTikTok上のユーザーをハッシュ化された電話番号やメールアドレスなどの情報を使ってマッチングして計測を強化する機能です。Google広告でいう拡張コンバージョンと同様の機能になります。
特別な理由がない限り、Advanced Matching設定をONにしましょう。これにより、ターゲティングの精度が向上します。
- コンバージョンウィンドウ デフォルトではCVのアトリビューション期間が7日間となっていますが、CV件数が少ない商材や戦略的なキャンペーン分割を行う場合は、最適化のCV件数担保の観点から期間を延長することを推奨します。
- VTA設定 ビュースルーアトリビューション(VTA)は1日が推奨されています。7日に設定すると学習が進むにつれてCPAが上がる可能性が高まります。
- オーディエンス設定は「and」条件 オーディエンス設定は「and」条件となっているので、複数設定すると、思わずターゲット数が減ってしまい、なかなか配信が出なくなってしまう可能性があるので注意しましょう。
クリエイティブ
- インタラクティブアドオン インタラクティブアドオンは、既存のクリエイティブに追加機能を上乗せすることで、クリック誘引効果が期待できます。
アドオンは複数の種類があり、「投票ステッカー」「カウントダウンステッカー」など内容に合わせて顧客のエンゲージメントを高めるのに適したアドオンを選択しましょう。
インタラクティブアドオンは管理画面の広告設定から追加することができます。
- クリエイティブ制作のポイント 原稿規定や制作時の注意点に留意しながら、効果的なクリエイティブを制作しましょう。
- 9:16の縦長サイズで制作する際は、≥960*540の解像度で制作することを推奨
- 動画の長さは、【5〜60秒】(60秒以上にならないように注意)
- インフルエンサーを活用した動画制作を行うような場合は、広告の入稿規定に合った素材を制作いただくよう意識してディレクションすると手直しなどの発生が避けられます。
TikTok
- コメント管理 TikTokでは他のプラットフォームに比べてコメントがつきやすいため、毎日確認して対応しましょう。
- Spark Adsでの配信時の注意
Spark Adsはオーガニックの動画をインフィード広告の広告素材として利用できる広告フォーマットです。
Spark Adsでクリエイターの投稿(自社以外の投稿)を利用して配信する際は、クリエイターから共有されたコードが入稿の度に必要になります。
Pangle
- Pangleのトラフィック品質 GAでセッション滞在時間を必ず確認しましょう。平均0秒のような状況がある場合は不審な流入が増加している可能性があるため注意が必要です。
- PangleのCTR 例えば50%のようなCTRとなっている場合は数値が高すぎるため、何か問題があると考えた方がよいでしょう。
- Pangleの広告フォーマットと広告パフォーマンス アプリ側が様々なフォーマットを試しているため、出稿面によってCTR、CPM、CPCが大きく変わることがあります。異なるタイプの広告フォーマットを試して、最適なものを見つけましょう。
TikTok広告で良い成果を得るために、配信をする際はポリシーやこのような注意点を押さえて配信を行いましょう。